「……何」 「ちょっと」 近くの部屋に連れ込まれ、抱かれた。 白衣越しに感じる蒼の温もりは、嫌でも安心させられてしまう。 「……愛優からもらった?」 「……」 頷くと、体を離されて。 「…はい。」 蒼の手の中に会ったのは、薬で。 「……ほら、飲めって」 「…………いや…だって…」 「…ん?」