「…蒼に黙って飲んで平気?」 「…だ、大丈夫ですよ…多分」 「うん。……じゃあ一応蒼に言っといて。 俺行くね」 「あの…ありがとう」 「うん、お大事に。じゃっ」 そう言って中庭を出て行く港くん。 港くんの優しさは、いつもさりげない。