「ッハァ……蒼が……ッ」 苦しそうに顔をしかめて起きあがったお母さんは、 「…蒼ッ………」 と、私に聞こえるか聞こえないかの声でそう言って。 「………ハァ、ハァ……ッ」 「え、ちょ………っ」 どうしていいかもわからず、とにかく部屋へ戻ってかばんから携帯電話を出して。 「………ね、ちょっと大丈夫?」 私にも発作の経験があるからこそ、見てるのが辛い。