シオリはその後も、度々、ジョージに対してメールを送るようになっていた。


以前ならば、ジョージからの返事に何週間や何ヶ月もかかるところが、1日経てばすぐに返事がくる。


また、その返事の内容にも変化が見られ、まるでシオリのほうがジョージに惚れ込んでいるようにも思える。


「じゃぁ、今度は安い回転寿司の店でたらふく食べようか?」


「えー!シオリはお寿司苦手。こう見えても小食だし、甘いものがイイよー( ̄〜 ̄)モグモグ」


「ん〜、難しいな。俺、そういう今風なやつ、わかんねぇもん」


「んじゃ、お寿司でいいよ! まあ、とにかく、今度またゆっくりお話しでもしましょー! 何なら今度はシオリがジョージくんのお悩みを聞いてあげるから☆ 土曜日なんていかが?(´ー`)」


シオリは今までの自分を押し殺してきた鬱憤を晴らすように、ジョージは今までの秘めた想いを打ち明けるように、メールを介した二人の会話は続いた。