2007年の冬


ジョージの返信に対し、シオリから返事が返ってきたのは一ヵ月後。


しかし、いつもと違ってシオリからのメールは即レスで帰ってくる。こんなことは今までにない。


メールを交わして何度目かに、ジョージにとっては予想外の文面を受けとった。




『......... あと彼氏とわかれたよー2ヶ月まえの出来事さ☆』





ジョージは「まさか?」と思った。


しかし、繰り返しメールでいろいろと会話するたびに、やはり、それが本当であることが分かった。


それから、シオリは一日経って、今度は長い文面のメールを送ってくる。


『シオリはただいま彼氏のいない生活を満喫中!と、いいたい感じかな。すがりつく人がいなくなったのはシオリのなかでほとんど無かったことだけど、少し自立?した感じ。そんなたいそうなものじゃないかもだけどね。じゃないとすぐまた痛い目にあってしまう(><)。ジョージさんも彼女さんのこと、正直もうやだ、とか思うならやめちゃいなあ☆ シオリのように次のステップに行きましょ〜〜』


ジョージは驚きと嬉しさを感じた。