「私にも教えて!」 「中指通して親指抜く」 「はい!」 「親指を中指に引っ掛けて、小指を薬指の下から潜らせて…」 スムーズに出来ていたのも最初のうちだけだった。 「なんで出来ない」 「難しい、小指届かない」 なんで出来ないって言われても玲は指が長い。まずあやとりなんてしなかったもん。 「ぶっきーだからね」