「う~わ~ぁ~」

かるちゃんは優しく打ってくれた。
わざとらしい、掛け声だけど。

でも結構続くと楽しい。

「全然やった気がしない。」

そりゃあそうだけど。

「玲、あんまいじめるなよ~」

私達のプレーを見ていた愁介が言ってきた。

「怜いじめんの楽しいんだもん」

「んー、そっか、ならいいか」

「全然良くないよ愁介!」

「はいはい」

二人してそうはいはいって言うんだから。玲はどっか行っちゃったし、つまんないなー。