「お、珍しいな玲」

「怜がうるさいから」

学校で声を掛けられた。
中学の頃からの仲、愁介だ。
そして愁介はめっちゃ頭がいい。

「今日卓球やるんだって。私と勝負するんだ!」

「へぇ~。やるじゃん玲。」

「昨日1時までしかゲームしてないから。」

え、ずっとゲームしてたの?!
たしかこないだの大会夜の9時から朝の5時までやってたとか……。

「よかったな怜!」

そう言って愁介は私と肩を寄せた。