黒猫男子とツンデレ女子

こいつ…。

「今度行くから今回は帰らせて。」

「は?帰らせねーよ。」

突然低い声で喋った一樹。
一瞬体が凍りついた。

「なんで」

「なんでって、分かんねーの?」

いや、分かんねーよ!!!

「一樹、まだあの時のこと怒ってるの?ごめんって。確かに私が悪かったけど!それくらいでずっと口聞いてくれなかった一樹も一樹だか…ら――――」


突然肩が重くなった。
そして、黙り込む。

やばい、今の言い方まずかったかな。