黒猫男子とツンデレ女子


もうずっと沸騰したヤカンみたいになった私をいじわるな瞳で微笑んでいた。

ばっかみたい!
だって玲ってば、自分からそう言うんだもん。

だいたい、玲のどこが良いのさ。
夜ふかしして学校休んでばっかだったくせに。

「ま、次の体育頑張れ」

な、なにも私はまだ言ってないじゃない!

勝手に気にしてるのは私じゃんか。
からかってる玲の言葉を本気で気にしちゃって。