廊下のど真ん中を大股に歩く。 「一樹、」 「顔、怖い。」 「うるさいっ」 「玲の彼女、知りたい?」 その言葉が突き刺さる。 「だから来たんじゃねーの?」 「…っ。」 「ま、いいんじゃね?お前玲とクラス違うし丁度良いじゃん。」 「良いわけない!!」 だってさ、家隣なんだよ。 会ったら気まづいじゃん。 それに、彼女とか、なんで…。 と、とにかく!あんなやつ知らない!!