黒猫男子とツンデレ女子



「どうしよう…玲…!!」


水とタオルと布団。


「わ、私コンビニ行って熱冷ましシートと…――――」


「怜ちゃん、いったん落ち着こう…?」


かるちゃんが軽く私を抱きしめた。

そして、背中をポンポンとされた。


「俺もコンビニ行くから。大丈夫だよ玲は、強いから。」


強くないよ、ダメダメだよ。
頼りなくて弱いよ。
冷たくて酷いやつだよ。

でも…っ、心配…ばっか…させるから…。