「大丈夫かなぁ…」 ベンチに横たわる玲の額に手をのせた。 ……あれ…玲…。 「愁介!かるちゃん!今すぐ帰ろう!玲、熱出てる!!」 どうして気づいてあげれなかったんだろう。 もしかしたら連絡取れなかったのも体調が悪かったのかもしれないじゃん。 「私、玲おぶるから!!」 そう言って腰をおろす。 「玲…凄い熱だ。」 「俺が玲をおぶる。薫、肩かして。」 「うん」 玲…ごめんね…。ごめんね。