「なあ、凌也。お前に話がある…」

「?」



俺は黙って宮田さんのあとに続き

施設にある畑のベンチに座る。




「どうしたんですか?」

「うん…あのなぁ…」




俺は聞きたくもない現実を

宮田さんから聞いた。




幸那に彼氏が出来たこと。






そして






その彼氏は―――……