幸那はいたって普通だった。 特に痩せたわけでも傷があるわけでもない。 俺の姉である葉月も心配してかけつけた。 相当幸那に会いたかったらしい。 泣いて喜んでいた。 幸那は普通に俺たちと会話をしてくれた。 なにも、変わらない笑顔だった。