土曜日になり、幸那のいる家に向かう。
龍月であろう男が階段を降りてきた。
隣のマンションから俺達は観察。
ここまでしたらストーカーなのか?
でも暴力振るわれてるんだぜ?
警察並だろ?この情報収集力と行動力は。
そんなこんなで龍月がでていった1時間後
幸那と龍月の家のインターホンを押す。
ドキドキが収まらない。
「だれですかー?」
高くて、可愛らしい、愛しい声が聞こえた。
声を聞くだけで泣きそうになった。
もしかしたら
開けてくれないかもしれないってことで
「宅配便です、日野龍月様のお荷物です」
とか適当に優大が答えた。
「はいはーい」
そういって幸那はドアを開けた。
