俺がお前を愛した時間







――――――― (( 再会 )) ―――――――



今は地元では一番でかい

ショッピングセンターに来ている。




「お、いたいた」

 

優大は制服を着てる女に声をかける。



「ねえ、どこの高校?」

「有咲だよ〜」

「そうなんだ、てか、可愛いね!」

「え〜、ナンパ?初めてされた〜」

「そうなの?もっと話そうぜ?」

「いいよ〜」



そういって、女三人を連れてきた優大。


ナンパをしてるわけじゃない。

有咲高校の生徒から幸那の話を掴むため。



「ね、川平幸那ってわかる?」

「あ、確かうちの後輩にいたかも〜」

「へ〜、有名なんだな」

「有名だよ、彼氏とずっと一緒だもんね〜」

「…その彼氏の名前わかる?」



優大はちゃくちゃくと情報を集める。



「日野龍月だよ!」

「ひの たつき?」

「そうそう、不良だけどイケメンで学校の王子様なんだから〜あの女独占欲強すぎよね〜」



ふーん、学校のお王子様?笑わせんな。

束縛されてること周りは知らねぇってことか。


いい顔振りまいてんだろうな。その龍月君は。




「幸那って、その…見た目どう?」

「華奢で可愛いけど性格絶対悪いよ、前ね、龍月君に話しかけたら彼女に怒られるから彼女いるときは話しかけないでほしいな。って言われたもん!」

「…その見た目じゃなくて、ケガとかない?」

「あー、なんか、最近バイク乗りまわして事故起こして入院したらしいよ〜、結構大ケガしてたけど、罰当たりとしては軽いわよね(笑)」



この女達…、なんも知らねぇくせに

幸那のこと散々に話すじゃねぇか。殺したい。


ムカつく。



俺はこいつらに無性にいらだった。

目の前から消えてほしいと思った。




「そっか、じゃあ、かえっていいよ」



優大はため息をついてだるそうに手を振る。


「え〜、あの女の話して終わり?もっと話そうよ〜!あ!番号教えてよ!」

「…―――ろ」

「え?なに?きこえなーい!」

「消えろ」

「は?そっちから声かけたじゃん」

「そうだな、こんなブスナンパした俺が悪いよな、じゃあ、俺達が帰るわ」



俺達は立ち上がり出口へと向かう。



女達は唖然としながら俺達の後ろ姿を

みつめているのがわかる。




優大も俺も、みんな同じ気持ちだったのか。



俺達って、とことん気が合うんだな。

ここまでくると気持ち悪りぃくらいだ。