~~♪

あ、やべっ、
マナーモードにしないと、先生に取り上げられる。

この中学は校則が緩いとはいえさすがに授業中にケータイ触ってんのバレたらやばい。

メールは……

【夏奈だけど。さっきから悠斗って人、しつこくメールしてくるんだけど?鬱陶しいからやめてって言っといて】

悠斗…早速かよ。
夏奈の方を見ると目が合った。

親指をたてあいつの方に手を向けると…笑った。
めっずらしぃ~。

【わかったけど、自分で言えよ】
【もう言った。けどしつこい】

マジか。悠斗、お前ってそんなしつこい奴だったか?
メールしとくか。

【おい。藤井夏奈、迷惑がってたぞ。】

【藤井さん可愛いからつい送るんだよ(´>ω∂`)☆】
【キモイ。】

なんでいつも顔文字つけてくんだ?
謎だ。


…それより、俺なんでこんな普通に夏奈とメールのやり取りしてんだろ。
あんなに女子と関わる事が嫌いだったのに。
しかも、昨日初めて喋った奴で俺の事嫌いっぽい奴なのに。

はぁ…わっかんねぇ。
…眠くなってきたな。

俺は昼まで寝ることにした。