毒舌女vs毒舌男



「神崎くんおはよ!」
「あおいくんおは~」

いつものように[おはようコール]が続きそれを無視しながら席に着く。
…今日は寝不足だ。

~♪♪
悠斗からメールだ。
画面を見ると、

【藤井さんのアドレス知らね?同じクラスなんだから知ってるだろ~。じゃ、よろしく~(^O^)】

だった。


…は?
俺が知ってるわけねぇだろ。
昨日初めて喋ったんだぞ?
喋ったっていっても一言二言だし。

【そんなの知らねぇ。自分で聞け。】

そう返事をすると5秒もしないうちに返事が返ってきた。

返事はやっ。
内容を見てみると、

【はぁ(゚Д゚≡゚Д゚)?何でもいーから聞いてこい!!!!】

なんで俺なんだよ!
もう関わりたくねぇっつーの。
…ま、どーせすぐ教えてくれるだろうからそんな喋らないだろうからいーか。
すぐに済まそう。


「…藤井夏奈」

藤井夏奈が座っている窓際の席へ行き声をかける。
は?みたいな顔してるけど。

「…なに?」
「悠斗がお前の連絡先教えてくれってよ。」

ケータイの画面を見せながらぶっきらぼうに言うと、

「…悠斗?誰?てゆーか嫌だし」
「は、悠斗って知らねーの?」

あいつかなり有名だけど、知らない奴もいるんだな。
…じゃなくて、なんで嫌なんだ?

「知ってるわけないじゃない。誰よそれ」

コイツ…マジか。

「俺の友達。お前に気があるんだと……物好きな奴。」

最後はぼそっと言ったつもりなのにばっちり聞こえたみたいで…

「はぁ?知らないし。物好きってなによ。てゆーかお前ってゆうのやめてくれる?」

キッ!って睨まれた。

「じゃぁなんて呼べばいーんだよ。」
「…別に、“お前”じゃなければなんでもいーわよ」

…コイツ近くで見るとまぁまぁ可愛いな。
それに俺にツンツンしてくる女子なんて初めて見た。

「ふーん。じゃ、夏奈。連絡先教えてくんねーと悠斗に怒られるから、教えろ」
「なんで呼び捨てなの!?…ッチ。教えてくださいでしょ?」

コイツ…
むっっかつく!
舌打ちしてたし。