「…も、もしもし」
手だけじゃなくて声も震えてる。
『おぅ。久しぶり。元気か?』
あぁーこの声、あたしの大好きな声だな
「うん、元気だよ…そっちは?忙しい?」
何ヶ月ぶりに会話したかな?
電話なんて久しぶりすぎる。
『俺も、元気だよ。連絡できなくてゴメンな』
申し訳なさそうに言い、あ、そうだ。って続けて、
『夏奈に報告があるんだ』
報告?
どうしたんだろ。
「なに?」
『俺、お前の学校行くことになった。』
「えっそうなの!?教師になれたの!?」
だったらすごい嬉しい。
毎日会えるじゃんっ。
『あぁ、教師が1人やめたらしいな。それで、行けることになったんだ』
「う、うん。結婚したらしいから…、良かったね!!」
『ありがとなっ』
本当に良かったね…
「いつから来れるの?」
『来週だと思う』
「そーなんだ…」
もうすぐ会えるんだ。
寂しいの我慢しなくていいんだね…
本当は今すぐ会いたいけど、それはできない。
そう思ってたら
『今から会える?』
「会える!」
今は過保護なお兄ちゃんもいないから、大丈夫。
『もーすぐお前ん家つく。あっついた』
慌てて窓の外を見ると、
――え?
っ…涙が出そう。
「っすぐ行く!」
