狭い空間に、私と樹先輩が二人きり。


ち、近い...........!


男の人と肌触れてるだけでドキドキなのに、今の状況はさらにすごい事になっている。


私の後ろに先輩がいて、そして先輩がドアを内側から閉めているため、まるで抱きしめられているような体勢だ。


んでもって、身長差的にちょうど先輩の吐息が髪にかかる。
  


えっと、これってさ、えっと、えっと、うん。


まあ心臓がうるさくなるよね。ドキドキどころじゃないな。


言い方かわいくないけど、バクバクしてる。