無声な私。無表情の君。


歩くスピードも速かったので、もうすぐ学校。ちらほら人も見えだした。私はあんまりバレたくなかったから手を離してくれたのは好都合だった。

【学校で付き合ってること皆に言うの?】

聞いてみた。

「……多分しない…」

多分ね。なるほど。

【私もしないよ、じゃ、学校行こ】

ニッコリ笑った。で、

ギュッ

私からも手を握った。恋人繋ぎ。絶対誰かにバレてるな。と思いつつね。

「は、恥ずかしい……バレるよ、絶対/////」

せ、赤面!?伝染するからやめてー!

離そうと手を緩める。すると

ギュウ

え?

「でも、いいかも……しれない///」

赤くなった頬は中々冷めないようです。
吉川君は私の手を握り返したのだった。

その後、あっという間に時間は過ぎて学校に着いてしまった。
何か、無駄に切なかった。