無声な私。無表情の君。

「さて、もう9:00近いし、どうする?」

あらま、もう8:47。

【帰っていいの?】

「うん。異性の人の家に泊まるのって抵抗あるだろ?かなり遅いし、送って行くよ」

コクリ

私はそそくさと荷造りを始めた。

「じゃ、帰ろう」

そこに一人の女性が現れる。

「あら、起きたんだね。良かった、良かった!」

綺麗な顔立ち。吉川君のお姉さんかな?

「俺、送っていくから」

「わかったぁ」

「じゃ、行こ」

コクリ

女の人にお辞儀をして玄関をでた。

「ばいばーい」

可愛い声が玄関越しに聞こえた。
私もあんな声出してみたいよ。