無声な私。無表情の君。

手は怪我してて繋げなかったから腕を組んで私の家まで行った。

その後は手当をして、ちゃんと東雲君との事を言った。
言わなかった方が良かったのかもしれないけど、康介に悪い事している気がして言ってしまった。

康介も私をイジメに巻き込みたくなかったから別れたらしくって、私の事を第一に考えてくれてたんだね。
嫌だったけど、たまらなく嬉しかった。
リストカットの事もきちんと話してくれた。
その後にはスポーツショップに行って新しいリストバンドを買って康介に言わせた。

「もう切りません」

ってね。
誓わせたって方がちゃんとしてるかな?
本当に思い出に残る1日だった。