ピーーーーーーーーーーー
朝練が終わる。
「「「ありがとーございましたー!」」」
いつもどおりに。
皆が更衣室に入る事を確認した後、片付けを始める。
ボール拾い。シュート練習で大量に使用したため、今日は格別、量が多い。
ガコッ
突如、私の背後側にあるゴールにボールが入る。
だ、誰?
全然気づかなかった。
キュッキュッ
バッシュのいい音。
聞いてて気持ちいい。
振り返るとそこには、稔人君がシュートを打っていた。
稔人君はPG(ポイントガード)という、スポーツで言われる所の司令塔のような存在。
「もっと頑張らねーと……」
そう呟いていた。
確かに聞いた。
何でそんなに頑張るの?
ありえない。考えられない。
いつもはチャラチャラしている稔人君。
でも、こんな一面も兼ね備えてるんだな。
まさにイケメンってか?
でも、カッコイイよね。
何かに夢中になれる人って。
稔人君が使っていたボールを2、3個片付けた。
少し、表面が擦れて削れていた。
「あ、ごめん!愛ちゃん!」
スイッチがOFFになる途端に、いつもの稔人君に戻る。
【大丈夫だよ。おつかれさま】
「俺も手伝うわ」
いつもの優しい稔人君だね。
さっきの表情を思い出すと、安心感が得られる。
【ありがとうございます】
「いーの、いーのっ!」
稔人君の男らしい所が見れた。
1年の時みたくムードメーカーなところじゃなくて、正真正銘の男。
他の女子が見てたら100%惚れてただろうな。
それでも、私は康介一筋だから。
いい加減、気持ち悪いよね。
自分でも嫌気が差し掛かっているところだよ。
あと少しで忘れちゃうんだろうね。
康介の事。
あの事件の前は、こんな事も思っていたんだっけ?
……いまいち、覚えてないや。
「それよりさ……」
「康の首、見た?」
ダンッ
その言葉を聞いて、ボールを落としてしまった。
コロコロと転がるボールなんか気にもしないで稔人君は続けた。
「やっぱ、見るよな。彼女だもんな。
髪とかタオルでちょっとは隠れてたけど、見えるもんは見えるよな」
ボールをひょいと持ち上げると稔人君は私にかなり緩めのパスをした。
パスッ
「nice catch」
元気の無いナイスキャッチだった。
本当に棒読みって感じだった。
「しかもさ……」
とても言いづらそうだった。
「しかも、体中キズだらけでさ。
愛ちゃん、アイツに何があったんだろう…」
稔人君は、普段は絶対にこんな顔はしないって感じの顔をした。
今にも泣きそうで、崩れそうで、悲しそう。
そんな顔だった。
【私にも わかんないよ】
わかってたら行動してるもの。
「…へ?……なんで?
彼女なんじゃねーの?
彼女なら康の事ぐらいわかるはずだろ?」
稔人君、ごめんね。私、
【もう、カノジョじゃないんだ】
「…えっ!?」
そりゃあ、ビビるよね。
私がビビってるんたもん。
【ホント。先週フラれたの】
朝練が終わる。
「「「ありがとーございましたー!」」」
いつもどおりに。
皆が更衣室に入る事を確認した後、片付けを始める。
ボール拾い。シュート練習で大量に使用したため、今日は格別、量が多い。
ガコッ
突如、私の背後側にあるゴールにボールが入る。
だ、誰?
全然気づかなかった。
キュッキュッ
バッシュのいい音。
聞いてて気持ちいい。
振り返るとそこには、稔人君がシュートを打っていた。
稔人君はPG(ポイントガード)という、スポーツで言われる所の司令塔のような存在。
「もっと頑張らねーと……」
そう呟いていた。
確かに聞いた。
何でそんなに頑張るの?
ありえない。考えられない。
いつもはチャラチャラしている稔人君。
でも、こんな一面も兼ね備えてるんだな。
まさにイケメンってか?
でも、カッコイイよね。
何かに夢中になれる人って。
稔人君が使っていたボールを2、3個片付けた。
少し、表面が擦れて削れていた。
「あ、ごめん!愛ちゃん!」
スイッチがOFFになる途端に、いつもの稔人君に戻る。
【大丈夫だよ。おつかれさま】
「俺も手伝うわ」
いつもの優しい稔人君だね。
さっきの表情を思い出すと、安心感が得られる。
【ありがとうございます】
「いーの、いーのっ!」
稔人君の男らしい所が見れた。
1年の時みたくムードメーカーなところじゃなくて、正真正銘の男。
他の女子が見てたら100%惚れてただろうな。
それでも、私は康介一筋だから。
いい加減、気持ち悪いよね。
自分でも嫌気が差し掛かっているところだよ。
あと少しで忘れちゃうんだろうね。
康介の事。
あの事件の前は、こんな事も思っていたんだっけ?
……いまいち、覚えてないや。
「それよりさ……」
「康の首、見た?」
ダンッ
その言葉を聞いて、ボールを落としてしまった。
コロコロと転がるボールなんか気にもしないで稔人君は続けた。
「やっぱ、見るよな。彼女だもんな。
髪とかタオルでちょっとは隠れてたけど、見えるもんは見えるよな」
ボールをひょいと持ち上げると稔人君は私にかなり緩めのパスをした。
パスッ
「nice catch」
元気の無いナイスキャッチだった。
本当に棒読みって感じだった。
「しかもさ……」
とても言いづらそうだった。
「しかも、体中キズだらけでさ。
愛ちゃん、アイツに何があったんだろう…」
稔人君は、普段は絶対にこんな顔はしないって感じの顔をした。
今にも泣きそうで、崩れそうで、悲しそう。
そんな顔だった。
【私にも わかんないよ】
わかってたら行動してるもの。
「…へ?……なんで?
彼女なんじゃねーの?
彼女なら康の事ぐらいわかるはずだろ?」
稔人君、ごめんね。私、
【もう、カノジョじゃないんだ】
「…えっ!?」
そりゃあ、ビビるよね。
私がビビってるんたもん。
【ホント。先週フラれたの】
