無声な私。無表情の君。

さっき見た首のあざ、腕も数カ所の擦り傷と、足には青紫の打ち身。
これが私の元カレ?嘘だ。
昨日までは違った。
違ったはずだ。
その姿は見るに耐えない、悲惨なものだった。

クルッと振り返り、練習を始めようとする。
呼んでおいて何よ。

キュ

服を引っ張り、呼び止める。

【待って】

「…なんだ」

【そのカラダ、どうしたの】

「別に」

この言葉を聞くまで、分からなかったが、リストバンドの下……

ほ、包帯…してる…???

かすかに見えたソレは、私も過去に付けた事のある物だった。

同じ場所。





同じ理由で。