「お母さん、このワンピースどぅ?」 「あら、いいじゃない。 似合ってるわよ。」 困った時はお母さんに聞くのが一番だと思った。 「最近、雰囲気が違うけど、何かいいことあったの?」 「うーん。まあね!」 お母さんは、あたしの変化に気付いてたんだね。 「まさか、恋でもしてるの~?」 「そ、そんなんじゃないよ…」 明らかに挙動不審なあたしに、お母さんは、クスクスと笑っていた。 「ち、違うんだからね!」 意地になって、投げやりに答えて部屋に戻った。 図星で、何も言えなかった…