「か、帰ろっか」

そう言って私とセリ、悠と伊吹が並んで廊下を歩いて行く。

「そういえば美緒ちゃんは係何になった?」

「係?え、えーと…」

うわ、聞いてなかった…

係なんて決めたっけ?

「お前は用具の出し入れ。俺と同じ」

悠がそう言って呆れたように私を見る。

「そ、そっか、ありがと悠!」

そう言ってセリの方を向く。