そう言って歩いたけど

ゴンっ!!壁に衝突…

「いたたたた…」

悠がポカンとしてこっちを見て、

伊吹と顔を見合わせる。

( (どうしたんだろ?) )

「み、美緒ちゃん大丈夫!?」

セリが焦ってそう言って手を差し伸べる。

「だ、大丈夫…」

私は立ち上がって鞄を持った。