そう言って私も立ち上がる。

「…多分…リビングにいると思う」

「だろうな」

そう言って2人で階下に下りる。

「…どうなった?」

朝陽がこっちを見ずに聞く。

「…付き合うことになった」

「…そっか。おめでとう」

朝陽はそう言うとソファから立ち上がった。

「…美緒のこと、なにがなんでも守ってよ?じゃなきゃ俺がもらう」

「…望むところだ。…あとお前もう手ェだすなよ」

「わかってる。さっきは悪かった。
じゃあ俺そろそろ時間だから行くね」

「え!?もうそんな時間!?」

ご、ごめん朝陽〜!!自由時間こんなのにつかわせちゃって…!

そんな私の心情を読み取ったのか、朝陽は

「自分の地元だし全然いいよ。
じゃあまたね」

と言うと夏希さんと少し言葉を交わして帰っていった。

私と悠は少しの間見つめ合い、お互い幸せを感じていた…。