そして翌日

「それは災難だね…」

「ほんとよもう!さいってー!
一人娘を残して二人でラブラブ旅行なんて!」

「ま、まあ確かに…」

智美とカフェで待ち合わせて思いっきり愚痴る。

「でもチャンスっちゃチャンスじゃない?」

「今まで何回も泊まったりしてたけどチャンスなんてないよ…」

「ま、まあまあ…
今回はイベントもあることだし!」

「イベント?」

ああ〜…

「クリスマス?」

「そう!恋人たちのための祭典!」

そう言って目をキラキラさせる智美。

ははは…ついていけないや…