バンッ!

俺は雑誌を机に叩きつけて

部屋を出て行った。

美緒は驚いたみたいにこっちを見てたけどもう無理。

胸がきゅーっと痛くなり、

ふつふつと黒い感情が湧き上がる。

鬱陶し…

勝手に朝陽とイチャついてろ。

俺は舌打ちして自分の部屋の扉を閉めた。