幼なじみはクールボーイ

「…行こうぜ」

「う、うん」

私は女の子たちを一瞥して悠についていく。

「…お前なんかしたのか?」

悠に言われて悠が無自覚だということを思い出す。

「そうじゃなくてね…。
私が悠と幼なじみだから嫉妬」

「はあ?女子ってほんとめんどいな」

「まあね〜…」

私は苦笑いでそう言うと水たまりを蹴飛ばしながら学校に向かった。