翌朝。

伊吹の目覚ましで起きる私たち。

「おはよ…」

そう言うと

「あれ?昨日向こうで寝てなかった?」

と伊吹が驚いたように言って体を起こす。

「うん。でも夜中にこっちきたの。
悠がソファーベッド出してくれて」

「ヘえー、ソファーベッドなんかあったんだ」

そう言って伸びをする。

「うーん…ふう。じゃあ3人を起こそっか」

「そうだね」