光が私をじっと見つめる。

「あ、悠兄ちゃん」

悠がこっちに来た。

「…あいつらうざい。
しばらくここにいさせろ」

な、急に俺様口調!?

「偉そ〜」

「じゃああいつら追っ払ってくるか?」

「…遠慮しときます」

お姉さんたち怖そうだもん。

「日焼け止め取ってくるね」

パッパッと砂を払って立ち上がると

不意にバランスを崩す。

「わっ…」

痛みを覚悟してたけど

なかなかこなくて目を開ける。