「し…………びと?あなた…….…死んでいるの……………?」

『あなたはいきなり部屋に謎の人物が現れたって言うのに驚きが少ないのですね……………。あなた………やっぱり死にたいのですね………?』

そりゃ、少しは私だって驚いていた。

でも、悪魔でも現れないかなとか考えていたときに、現れても、あまり驚きが表情に出すことができなかった。

「いや………死にたいですけど……。あなたは誰なんですか⁉︎」

『だからさっき言ったでしょう?私は死人《シビト》まぁ死にたい人のための薬屋さんですかね…………。』

その死人と言う人は、外見は男子で、年も同じくらいに見えた。

「薬………屋さん……?」

『はい….….………。私のことが見えると言うことは…あなたには死人薬を買う資格があるということです………。』

「死人薬…………?」

『はい…あなたは今彼氏さんのことで悩んでますね……?なら、死人薬を使えば、あなたがもし死んだら、という日々を体験することができるのです………。」

しばらくよくわからない会話が続いた。