「ねぇ、皆。」


この沈黙を破ったのは舞だった。


俺たちは舞の方を向いた。



「絶対生き残ろうねっ!! 」


舞は笑顔でそう言った。
その笑顔はどこか儚かった。



でも、それに皆は笑顔で答えた。



絶対この4人で生き残る。


今の皆の笑顔を絶対守りたい。


ゲームが終わったら、皆でいつもみたいに学校行って、勉強して、放課後遊んで、そんなありきたりだけど幸せな生活を送るんだ。



そう、皆で決めたんだ。