嗚呼っ、美しきイケ麺’sよ!


「萌えええええええええっっ!」

「イケナイ、イケナイ・・・っっ!」

「あれですか、この学園の女王様はあたしだよっ!的な、女王様キャラですか。萌えますね、はい。それは萌えますねはい」

「ムチ・・・とか持ってんのかな?」

「叩かれてえー」

「ギャアアアアア!!ド変態じゃぁあああ!」

「くっ・・・!ここは、全員バラバラになった方が身のためっ、ですね・・・!」

「だなっ・・・!!」


 後ろから追ってくる男たちはオタク八割、通常二割の割合に変化していた。

 
「つかっ、オタク人口っ、どんだけなんだよっ!」


 走りながら、みそが苦しそうに言う。


「それじゃっ!」

「ご武運を!」

「やっべぇ!足つる!!」

「パンツ見えることない?これ」


 上へと続く階段をみそが、下へと続く階段をしおが行く。とんこつはそのまま直進し、しょうゆは右に曲がり渡り廊下を走って行った。

 果たして、四人の運命やいかに?!


「う~ん。我ながら最っっっっ高のアイディアだよね。そうは思わないかい?やきそばくん」

「確かにね~。皆カワイイし、ま、おれは死んでも女装なんてしたくないけどね~」

「ん?何か言ったかい?え?女装したいって?」

「言ってねぇよ?!」


 生徒会室では、会長と副会長がのんびり、校内に設置されている監視カメラに映る四人を見ながら、話をしていた。