世界は変わらない (A・T)









「…るせー……少しは黙れば?琴と大星」


 耳を塞ぎながら、憂亮がそう言った。



「様は!?」

 大星はすかさずそう言う。


 すると憂亮は、冷たく、

「バカ」


「はあ!?」



 はい、今度は大星VS憂亮。


 ギャーギャーうるさいな……本当。

 少しずつ怒りが募ってくる。


 まあ、いつもは憂亮が募らせてるんだけどね。



 もう、

「ケンカすんなー!!」



 そのままあたし達は階段を並んで下りていく。




 ああ、ホント変わらない。


「なんかこの流れ、前と一緒だな」

 なんて、大星が唐突に言い出す。


「全然新しくねぇな」

 なんて、憂亮も話に乗る。


 でもさ、あたし達はきっと変わらないでしょ?永遠に。

 そんな気が、する。