「あー…そいつ、俺も知ってるわ」


 なんて、学年の違う憂亮までもが言ってくる。



「ど、どどどどうしよーーっ!?」


 大星に助けを求めるが、

「昨日、あれだけ『やった?』って聞いたのに、やらなかったお前が悪い」

 あっさり断られてしまった。



 くっそぉ……

 いいもん、癒伊奈に写させてもらうし!



 大星は、何かを思い出したように呟いた。

「なんか、全然変わらねぇな。お前のそういう所」


「悪かったわね!!」


 そうですよ、昔からあたしは抜けてますよ!!


 怒っているあたしに気付いたのか、大星は、

「いや、そういう意味じゃなく……」


「でも大星だって昔から、俺サマなナルシ野郎だったじゃない!!」


 もう知らないもん!!



「っ!?……てめぇ、俺のどこが俺サマのナルシなんだよ!!」


「あーら、気づいてなかったの?可哀相に。あんたは昔からそうなんだよ!!」


「んだとーっ!」


「やるか!?」


 ワーワーギャーギャー!!



 ……とまぁ、いつも通り始まった、あたしと大星の言い争い。


 そうなると、やっぱり。