世界は変わらない (A・T)






「熱ーっい愛……ね」


 コツンと、肘で大星を小突く。


「黙っとけよ」


 少し怒ったようにそう言った大星は、全然怖くなかった。

 だから、あたしは気分が上がっちゃって、頬を緩ませた。


 そんなあたし達を見て華先輩は、

「では、私はお邪魔だろうから友達のとこに戻るね。じゃあ大星、またね♪琴奈ちゃんも、大星がなんかしたらいつでも言ってね~」

 手を振って、店の奥へと消えて行った。




「なんかしたらってなんだよ……」


 その後大星は、何度もそう口にしていた。