世界は変わらない (A・T)






「なに、喜んでるの?あたしのこと、からかってたんでしょ!?」


 そう言うと、大星は驚いたような顔をした。


 そして、

「違う!!そんなふうに……」



 大星の言い訳なんて、聞いてやんない。



 お前なんて、昔から最低な奴なんだよ。


 いっつも朝髪に時間かけやがって。

 いっつも嘘の笑顔で女の子いっぱい落として。


 ナルシ野郎!!


 お前なんて、お前なんて……。

 そんなあんたでもあたしは……


「大星はからかってたつもりでも、ただの幼なじみだと思ってたとしても、あたしは……間違いなく大星が好き!!」



 そう、涙を沢山流しながら言うと。






 ーギュッ



「えっ……大星!?」


 大星が、あたしを抱きしめた。



「からかってた…?んなわけない。ただの幼なじみ?フザけんな。誰が言ったんだよ、そんなこと。俺も、間違いなく琴奈が好きだから」




 大星……。