「大星のアイス美味しい!!」
チョコの甘さが口いっぱいに広がる。
あたしは幸せに浸りながらそう大星に言った。
あたしが大星のアイスを食べているから、自然の流れであたしのアイスを食べている大星はあたしを見て楽しそうに笑った。
「お前のも。……ふっ」
大星はあたしの顔を見て何かに気付き、小さく笑った。
そして、あたしの顔に自分の顔を近づけると、
「……付いてる」
なんて言いながら、ペロッ。
あたしの頬を舐めたのだった。
…………っ!?
「なにすんの!?」
慌てながらチョコアイスをコーンホルダーに立て掛け、大星が舐めた頬を手で押さえた。
そんな顔が熱くなっていくあたしを楽しそうに見つめる大星。
その姿はいつもと同じはずなのに、驚いたからだろうか。
あたしの胸が、ドキッと音を響かせた。
可笑しい。
今だけじゃ、なかった。


