世界は変わらない (A・T)









 そして、水族館を満喫したあたし達は。



「はい、アイス」


「ありがとう!」


 水族館の近くにあるアイスクリーム屋でアイスクリームを食べていた。

 普段は憂亮がいるからアイスクリームは食べれないあたし達。


 憂亮は何故かこの美味しい食べ物が大嫌いらしく、見るのも嫌だと言い張るのだ。

 見るのが嫌ってのは言い過ぎだと思うけど、男なんだしまあ、いい。


 ただ、大星は甘いものが大好きなのだ。

 そういうところは気が合うんじゃないかと思う。



 それにしても、このアイスクリーム屋さん、すごい広いしまるでカフェみたいだなぁ。



 そう思いながら辺りを見渡していると、目の前に大星のチョコアイスが現れた。

 いや、あたしがたまたまそっちを見ただけなんだけど。



 それにしても……美味しそう。


 ……食べたいぃぃぃ!


 そんな衝動に駆られたあたしは、ウズウズして止められなかった。



 そんなあたしを見て、大星は気づいたのか、

「食べる?」

 とチョコアイスをあたしに向けた。



「うん!!」


 あたしは一瞬にして笑顔になる。


 こういう気が効くとこが大星の好きな所でもあるんだよな。



 なんて、機嫌のいいあたしは思うのだった。