「…るせー……少しは黙れば?琴と大星」
耳を塞ぎながら、憂亮がそう言った。
「様は!?」
大星はすかさずそう言う。
すると憂亮は、冷たく、
「バカ」
「はあ!?」
はい、今度は大星VS憂亮。
ギャーギャーうるさいな……本当。
少しずつ怒りが募ってくる。
まあ、いつもは憂亮が募らせてるんだけどね。
もう、
「ケンカすんなー!!」
二人ともバカ!!
揉めたまま、あたし達は門の前まで来ていた。
「カードお願いします」
門の前にある警備室につけてある小さな窓から若い男の人があたしにむかってそう言った。
「はい」
ケンカしているバカ二人は放っておいて、あたしは三人分のカードを出した。
私達が住んでいるここは、いわゆる警察寮。
ここでは刑事さんがたくさん住んでいる。


