――――…

暖かい朝日が差し込む中

俺は布団ので目を覚ました。















んだったら いいんだけどね?!

「ぎゃぁはははー!」

「なんだよそれ!」

「おい!酒持ってこーい!」


がちゃがちゃ どんどん どんちゃん



「って。まず寝れねーじゃん!このやろー!!」


俺の名前は 櫻花 碧伊 -おうか あおい-
年齢 15 性別 女 身長 146


そう 今 俺はまだ寝てすらいない。

只今の時刻 深夜 2時ちょっと過ぎ。


明日は、 ってか もー 今日か

そう 今日は 俺の入学式。

今日から 華の女子高生。

なのに。 なのに。 なのに。



碧「うるっせーんだよ!ぼけ!」

耐えきれなくて 2階の自分の部屋から
1階のリビングに 転がり落ちるように駆け込み

――――バンッッ!!

碧「うっせーんだよ!ばかやろー!」

声を張り上げた。


その瞬間 あれだけお祭り騒ぎだったリビングが
一瞬にして シンとなった。
そこには 総勢30人ほどの男やら女やら。


この沈黙の中 俺は1人で ブチ切れてた。

そのとき。

「お?おっまえ まだ起きてたのか?」

なんて呑気に言ってるのは
俺の親父 櫻花 正樹 -おうか まさき-

まだ起きてただー?!

碧「は??なんて?今なんつった?
まだ起きてた?誰のせいだと思う?
誰のせいでこーなってると思う?」

父「しらねーよ。なー?みんな!」

そー言うと 周りのみんなが口々に

「そーだ!そーだ!」

なんて言ってる。

碧「明日は何の日だ!明日ってか今日だけどな!」

俺の言葉に

父「ん?入学式だろ?お前の。だからこーやって祝ってんだよ!」

碧「は?」

バカか?バカなのか?
俺の親はバカなのか?

碧「普通よ?明日するもんだぜ?ってかもぅ今日だけどな! ん?とゆう事はいいのか?入学式は今日。お祝いも今日してる。ん?いいのか?どーなんだ?」

1人でブツブツ 訳のわからないことを言ってると

「碧も飲め飲め!」

周りのオヤジの仲間が誘ってくる。

碧「俺は明日ってか 今日だけど入学式あんだよ!飲まねーよ! っつか なんで家で飲んでんだよ!倉庫いけ!倉庫!!」

なんて 喚いてみた。