「よかった……」
「当たり前じゃん。愛維ちゃんがくれたものだもん、嬉しいよ」
愛維ちゃんがくれたものは何でも嬉しいに決まってる。
好きな人から貰ったものが嬉しくないワケがない。
「柊くん……大好きっ」
「……っ」
不意に愛維ちゃんと視線が絡まる。
純粋で透き通るような愛維ちゃんの目から視線が外せなくなる。
「柊くんは……好き?」
上目づかいで聞いてきた愛維ちゃんにドキドキし始める俺の胸。
そんなの決まってるじゃん。
「好きだよ」
これはもしや……キスのチャンスなのでは?
いい雰囲気になって俺はじっと愛維ちゃんを見つめる。
やば……キスするって決めたのにすっげぇ緊張してきた……っ!



