純恋物語




「あら、顔赤い〜。早く行きなよ〜」



愛美め!!






急いで教室の入り口へ向かう。




「ご、ごめん、待たせて…」




「大丈夫です。教室での佐倉さんが見れてむしろ嬉しいっていうか…」



照れながら彼が言うのでこっちまで赤くなってしまう。







最近気づいたのだが、彼はすぐ照れて赤くなるくせにこういう事を言いたがるらしい。






「で?何か?」