純恋物語



「やったじゃん!!!」



裏庭でのことを愛美に話すと、笑顔で聞いてくれた。




「がんばったね!夏美」




「…ありがとう、愛美」









「さて、それで?どうして私と帰っているのかな??」




「え?」




すると愛美の眉がつり上がった。




「え?じゃないでしょ!!どうして蒼井君と帰らないのかって聞いてんの!!」




そ、そんなに怒らなくても……




「だって、私は自転車通学だけど、向こうは電車だよ?無理じゃん」



私も最初は彼氏と彼女になったわけだし、一緒に帰るべきだとは思ったのだけど……