あほやなぁ、って笑って
どっかしら困った顔で
滅多に荒げない低い声で
優しい瞳を細めて
傍にいて。



あたしの絶えない我が侭に呆れながら、もう一回抱きしめて。



溢れる想い。



貴方がいなくなっても、やっぱりあたしは我が侭で。


「……っ。」

『アホやなぁ、泣いてるん?』